真空管のギターアンプ、「Fender Twin Amp」の使い方について解説します!
ギターアンプ(Fender TwinReverb)の使い方 | 八王子無人音楽スタジオ
真空管のギターアンプ、「Fender TwinReverb」の使い方について解説します!
温かみのある音で、自然なノイズを乗せながらのギタープレイには持って来いのアンプなのでぜひ使いこなしてみてください!
①どちらのチャンネルで演奏するか決めよう!
Fender TwinReverbには2つのチャンネルがあります。基本的な操作ができる「NORMAL チャンネル」、より細かな音の設定ができる「VIBRATO チャンネル」。そしてそれぞれに「1・2」とシールドを刺し込む穴が2つずつあるはずです。
1はHIGHインピーダンスといって、簡単に言うと一番音が大きく鳴る差込口ですがノイズが多くなります。
2はLOWインピーダンスといって、1より若干音が小さくなりますがノイズが少なめです。
「それで、結局どれがいいの?」という話ですが、結論から言うと「VIBRATO チャンネルの1にシールドを刺し込めば、後々多くの用途に対応できる」ので、とりあえずそこを使いましょう。
まだこの時点ではシールドは差し込んではいけませんよ!
②VOLUMEを0にしよう!
電源を付ける前にまずはVOLUMEを0にしてください。これをやらないで電源を入れると故障の原因になります!
③シールドを刺し込もう!
お持ちのギター-VIBRATOチャンネルの1の穴という形でシールドを繋げましょう。
④POWERスイッチをON!
スイッチはアンプの裏側にあります!コンセントが刺さっているかを確認し、POWERスイッチをONにしたら3分ほど待ちます。この待ち時間が重要です!機材への負担を減らすためというのと、この待っている間にFender TwinReverbの要である真空管を温める目的がありますので、必ず3分待つようにしましょう。
電源が入ったら、アンプ正面の一番右上の赤いランプが点灯するはずです!
⑤STANDBYスイッチをON!
3分後、隣のSTANDBYスイッチをONにします。これで基本的な設定は完了です!
⑥VOLUMEを徐々に上げていく!
ギターを鳴らしながらVOLUMEを上げて、適切な音量に設定してください!
⑦音の調整をしてみよう!
さてさて、ここで初めて細かい音の調整です!ギターは音色が命。ざっと他のつまみの機能を紹介します!
TREBLE(初期設定は5のメモリがおすすめ)
高音域の調整をするつまみです。高音を目立たせ場合は10のメモリに近づけ、キンキンしてうるさいと感じたら0に近づけます。
MIDDLE(初期設定は5のメモリがおすすめ)
中音域の調整をするつまみです。丸いふくよかな音にしたい場合は10のメモリに近づけ、シャープな音にしたい場合は0に近づけます。
BASS(初期設定は5のメモリがおすすめ)
低音域を調整するつまみです。全体的に分厚い音にしたい場合は10のメモリに近づけ、音をすっきりとさせたいときは0のメモリに近づけます。
REVERB(初期設定は0のメモリがおすすめ)
音の残響音や広がりを加える効果を発揮します。10に近づけると残響音が多くなり、0にするとなくなります。
SPEED(初期設定は0のメモリがおすすめ)
音のビブラートの速さを調整します。揺れてほしくない場合は0に!
INTENSITY(初期設定は0のメモリがおすすめ)
音のビブラートの深さを調整します。これも揺れてほしくない場合は0に!
また、一番左のBRIGHTというスイッチは高音の音の抜けをよくするものです。これも好みでON、OFFを切り替えてみてください!
⑧片付け!
さてさて、いいリハーサルはできましたか?帰るまでが遠足であるように、片付けまでが演奏です!
すべてのメモリを初期設定に戻すことが好ましいですが、最低限守っていただきたい点は、電源をOFFにする前にVOLUMEを0にすることです!
VOLUMEを0に
↓
その後にアンプ裏面のSTANDBYスイッチをOFFにして
↓
POWERスイッチをOFFにして
↓
そしてシールドを抜きます。これで片付け完了!
初めての方は戸惑うかもしれませんが、まずはゆっくりでいいので徐々に慣れていきましょう。その後好みの設定やエフェクターを使ったりなどして、よりオリジナリティのある音を追求してみてください!
ではまた。